ボクシングとキックボクシングの違い!どっちが強い?どっちが痩せる?
ボクシングとキックボクシングは、双方とも世界中で広く行われている格闘技です。
しかし、これら2つのスポーツにはそれぞれ異なるルールや技術、そして魅力があります。
この記事ではボクシングとキックボクシングの違いについて詳しく説明していきます。
「どっちが強いの?」「どっちの方が痩せる?」など気になる疑問にもお答えしていくので、参考にしてください。
ボクシングとキックボクシング違い5つを解説
今回はボクシングとキックボクシングの違いを5つ紹介します。
- ルールと競技場
- 技術と戦術
- フィットネス・ダイエット効果
- ファイトスタイル
- トレーニング方法
順に詳しく解説していきますね。
①ルールと競技場
まず、ボクシングは4つの基本ルールで競技が行われます。
<ボクシングのルール>
- ✔︎拳のみを使って相手に攻撃すること
- ✔︎試合はリングで行われること
- ✔︎試合時間はラウンド制で行われること
- ✔︎ボクシンググローブを着用すること
一方、キックボクシングのルールは以下の通りです。
<キックボクシングのルール>
- ✔︎拳以外に蹴りでの攻撃も可能
- ✔︎試合はリングで行われること
- ✔︎試合時間はラウンド制で行われること
- ✔︎ボクシンググローブを着用すること
キックボクシングとボクシングのルールの違いは、拳に加えて蹴り技を使うことができるという点です。
膝蹴りや肘打ちもルールによっては可能となります。
キックボクシングはリングで行われることが一般的ですが、場合によってはキックボクシング専用のリングもあります。
またキックボクシングの本場タイでは屋内ではなく屋外にリングが設営されたジムが一般的です。
②技術と戦術
ボクシングとキックボクシングの技術と戦術も異なります。
ボクシングでは、主にパンチの技術に重点が置かれ、ジャブやストレート、フック、アッパーカット、ボディーブローなどのパンチの技術が重要です。
一方、キックボクシングでは、パンチ技術に加えて蹴り技も重要となります。
ローキックやハイキック、ミドルキック、膝蹴りなど様々な蹴り技を使い分けることが求められます。
また組み合ったときの首相撲もボクシングでは禁止されていますが。
キックボクシングでは大切な戦術のひとつです。
③フィットネス・ダイエット効果
ボクシングとキックボクシングでは、両者とも高いフィットネス・ダイエット効果が期待されます。
ボクシングは、体幹や腕、肩、背中などの筋肉を鍛える効果が高く、特に有酸素運動効果が高いとされています。
一方、キックボクシングは、ボクシングと同様に体幹や腕、肩、背中などの筋肉を鍛えるだけでなく、下半身の筋力も鍛えることができるため、全身のトレーニング効果が高いと言われています。
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④ファイトスタイル
ボクシングとキックボクシングではファイトスタイルも異なります。
ボクシングはガードの隙間を縫っていくようにパンチを繰り出していくので、なるべく肘を絞って真ん中を通されないように窮屈な体制をとるのが基本です。
対してキックボクシングは、どちらかと言えば蹴りを中心にしたファイティングスタイルなので肘を外に広げて構えるのが一般的です。
キックボクシングでは、相手の脚を狙った攻撃や膝蹴りなど、多彩な技術を駆使して戦うことが求められます。
⑤トレーニング方法
ボクシングとキックボクシングのトレーニング方法も異なります。
ボクシングのトレーニングでは、スパーリングやサンドバック打ち、ミット打ちなどの技術トレーニングが重要です。
また、ランニングやジャンプロープなどの有酸素運動も欠かせません。
一方、キックボクシングのトレーニングでは、パンチの技術と蹴り技の練習に加えて、膝蹴りや肘打ちなどの技術を磨くことも重要になってきます。
もちろんキックボクシングでもスパーリングやバッグワークなどの実戦形式のトレーニングも重要です。
ボクシングではつま先立ちの細かいステップワークのトレーニングが重要ですが、キックボクシングでは細かいステップワークというよりかは蹴りによる打撃に耐えれるだけの強靭な下半身の強化、筋トレに重きをおいているので、太ももやふくらはぎの筋肉が発達した選手が多く見受けられます。
ボクシングとキックボクシングの違いに関するQ&A
ボクシングとキックボクシングの違いに関する疑問にお答えしていきます。
「どっちが痩せるの?」
「どっちを習うべき?」
「両立はできる?」
など気になる点を解消していきましょう。
ボクシングとキックボクシングどっちが痩せる?
どちらも有酸素運動と無酸素運動を組み合わせた全身運動で、ダイエット効果が高いですが、キックボクシングの方が消費カロリーが多い傾向にあります。
ボクシングでは主に上半身(パンチ、ステップ)を使いますが、キックボクシングではパンチのほかキックを使い、下半身の筋肉も大きく動かすことになります。
実際、キックボクシングの方が運動量が多く、消費カロリーは1時間あたり600〜1000kcalほど。
ボクシングは500〜800kcal程度と言われているので、比較するとキックボクシングの方が高い脂肪燃焼効果があります。
短期間で痩せるならキックボクシングの方がおすすめですが、長く継続して引き締まった体を作るならどちらもOKでしょう。
ボクシングとキックボクシングどっちが強い?
「強さ」の定義によりますが、ルールや状況次第です。
ルール別の強さで見ていきましょう。
- ✔︎ボクシングルール(パンチのみ)
→ ボクサー有利(パンチ技術が圧倒的に高い) - ✔︎キックボクシングルール(蹴りあり)
→ キックボクサー有利(蹴りの攻撃力が大きい) - ✔︎総合格闘技(MMA)ルール
→ キックボクシング経験者がやや有利(蹴り&首相撲があるため)
ボクシングは打撃のスピード・精度・ディフェンスが優れ、キックボクシングは蹴りの破壊力と攻撃の多様性が強みになります。
状況によってどちらが強いかは変わります。
ボクシングとーキックボクシングが喧嘩したら勝つのはどっち?
こちらについても、「喧嘩」のシチュエーションにもよります。
が、一般的にはキックボクサーが有利と考えられます。
理由は3つです。
- 蹴りの攻撃範囲が広い → 相手を寄せ付けずに戦える
- ローキックで脚を潰せる → ボクサーは足を狙われると動きが鈍る
- 組み技(首相撲、膝蹴り)が使える → 至近距離でも戦える
ただし、至近距離でのパンチの攻防ならボクサーの方が技術が上でしょう。
最初に距離を取れればキックボクサー、パンチの打ち合いになればボクサーが有利かなと!
ボクシングとキックボクシングどっちが人気?
世界的には ボクシングの方が圧倒的に人気 ですが、日本ではキックボクシングの人気も高まっています。
< 世界でボクシングが人気な理由>
- ✔︎ボクシング:歴史が長く、世界的なスーパースターが多い(メイウェザー、パッキャオ、井上尚弥など)
- ✔︎キックボクシング:K-1やGLORYの影響で人気はあるが、ボクシングほどの市場規模ではない
< 日本でボクシングとキックボクシングが人気な理由>
- ✔︎ボクシング:井上尚弥や村田諒太などの影響で注目度が高い
- ✔︎キックボクシング:K-1やRISEが盛り上がり、那須川天心・武尊などのスター選手が人気
結論、世界的にはボクシング、日本ではどちらも人気と考えられます!
ボクシングとキックボクシング習うならどっちがおすすめ?
どちらを習うべきかは目的によります。
例として目的別にボクシングとキックボクシングどちらがおすすめかまとめました。
目的 | おすすめ |
ダイエット・ボディメイク | どっちもおすすめ◎ |
パンチ技術を向上させたい | ボクシング |
試合に出たい | 人口多いのはボクシング |
喧嘩に強くなりたい | キックボクシング |
何歳になっても続けたい | ボクシング |
ぜひ参考にしてください。
まとめ
ボクシングとキックボクシングは、共に格闘技として違った魅力があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
ボクシングは、2本の腕だけを使ったパンチの技術を中心としたスポーツであり、それゆえに奥が深いスポーツだと言えます。
キックボクシングは、パンチの技術と蹴り技を組み合わせた多彩な技術が魅力のスポーツです。
全身を使ってトレーニングしているという達成感はキックボクシングの方が優れているかもしれませんが、手と足両方を駆使しなければならない難しさがキックボクシングにはあるかと思います。
どちらのスポーツも、フィットネス・ダイエット効果が高く、トレーニングを通じて体力や筋力を鍛えることができます。
それぞれを存分に楽しむために、ボクシングとキックボクシングの違いを理解し、両方のスポーツを楽しめるようにしましょう!
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