中谷潤人 WBCバンタム級初防衛戦に意欲

　バンタム級4団体王者がすべて日本人選手という状況において、最も対戦したい相手を問われると、「井上拓真選手とはやりたい。評価されている選手なので、そういう選手とやったら自分が強くなれると思う」と希望を述べた。

挑戦者のビンセント・アストロラビオ選手は一発がある実力者。中谷選手（27勝20KO）は「そういう相手のほうがヒリヒリして楽しめる自分がいる。KOを狙ってアクションを増やしていきたい」と自信の表情を浮かべた。

アストロラビオ選手（19勝14KO4敗）は「私はおそらく中谷以上にトレーニングを積んできた。それが強い見なる。ベストを尽くして勝つ」と勝利をアピールした。

いよいよ、明日ですね。

中谷選手、アストロラビオ選手、堺市ボクシングジム(ボクシングジム堺市）より、応援をいたしております。

〇那須川天心　世界ランカー対決迫る

WBAバンタム級7位の那須川天心選手が18日、東京ドームホテルで開催された記者会見に出席。20日に両国国技館で行われるWBA同級4位ジョナサン・ロドリゲス選手との120ポンド契約10回戦に向けて抱負を語った。

1月の第3戦で世界ランカーから勝利した那須川選手は「3戦目でだいたいの形が決まったかと思っていたけど、そんなこともなくて、この半年間で短距離の打ち合い、中距離、長距離とやって最後にバチッとはまった。ボクシングにはない那須川天心の動きが完成したかなと思う。そこを楽しみにしてほしい」とまずは進化した姿をアピールした。

さらに「日常から得るものが多かった。歩き方、人との関わり方、すべてを格闘技に持ってきて自分のスタイルに取り入れた感じです」「こいつヤベーな、宇宙人きちゃったよ、みたいなその場を支配して脳の片隅に残るような試合をしたい」と天心節で意気込みを語った。

地域タイトル、ひいては世界タイトルへの挑戦まで期待する声が高まるが、「短期的に物ごとを見ていないので、今回の試合にスカッと勝ってもすぐにタイトルというわけにはいかないし、経験を積まないといけない」と冷静に説明。

対戦相手のロドリゲス選手は「那須川はスピードもあって素晴らしいボクサーだが、自分も同等か、それ以上に強いボクサーだと信じている」と静かに闘志を燃やした。

那須川選手、ロドリゲス選手、堺市ボクシングジム(ボクシングジム堺市）より、応援をいたしております。

〇田中恒成「4団体統一戦に向けて自分は挑戦者」

WBO･S･フライ級王者の田中恒成選手が18日、東京ドームホテルで開催された記者会見で元気な姿を見せた。田中選手は20日、両国国技館で同級12位ジョナタン・ロドリゲスと初防衛戦選手を行う。

田中選手（20勝11KO1敗）は「今回は特にコンビネーション、手数を出すことを意識して練習してきた。S･フライ級には強いチャンピオンがいるので、そこに負けないように圧倒しながら倒せたら最高です」と他団体王者を意識した。

S･フライ級は最近になって動きが激しい。まずは宣言、このクラスを牽引してきたWBC王者フアン・フランシスコ・エストラーダ選手がジェシー・ロドリゲス選手に敗れて王座陥落。続いてWBO王者の井岡一翔選手がIBF王者フェルナンド・マルティネス選手に敗れた。

リング誌のパウンド・フォー・パウンド・ランキングで5位にランクされるジェシー・ロドリゲス選手、2団体のベルトを持つマルティネス選手は王者として田中選手より位置づけで上。田中選手は「自分の現在地は4団体統一に向けては挑戦者なのでとてもやりがいがある」と心境を語った。

田中選手、明日の試合、堺市ボクシングジム(ボクシングジム堺市）にて、楽しみにいたしております。