7日、東京・両国国技館で開催されたWBA世界スーパーフライ級王者井岡一翔選手とIBF世界同級王者フェルナンド・マルティネス選手との2団体王座統一戦のセミファイナルでWBA世界バンタム級2位・堤聖也選手がウィーラワット・ヌーレ選手に4回TKO勝ちした。

立ち上がりは慎重だったが、3回2分30秒に左ボディーでダウンを奪う。さらに立ち上がったところに連打で2度目のダウンを奪うが、相手がゴングに救われた。

4回も30秒に左ボディーでダウンを奪った。フィニッシュも左右ボディーの連打。4度目のダウンでレフェリーが試合を止めた。1分13秒、TKO勝利となった。

「ひと安心ですね。とりあえず勝てて、組み立てという課題はできたかなと思う。(先に向けて)僕自身、高い点数はあげられない。反省するところはある。僕はもっと強い。挑戦するなら強い姿を見せたい。(世界王者は)みんな日本人じゃないですか。負けてる感があるので、全部(ベルトを)ほしいと思います」

アマチュア時代に負けているWBA世界同級王者井上拓真選手を標的として挙げている。

昨年12月のバンタム級モンスタートーナメント決勝の穴口一輝戦以来、約7カ月ぶりの試合となったが、その壮絶な戦いで穴口さんは試合後に亡くなった。その思いも背負い、世界王者を目指してリングに立ち続ける。

堤選手、誠におめでとうございました。

YouTubeにて試合動画を確認いたしましたが、良いボクシングだと思います。

穴口選手との試合も動画で見たのですが、その動画での堤選手のボクシングの印象が、なぜかあまりよくなかったのですが、改めてみると、良いボクシングですね。

ステップも良いですし、連打の回転も速い、パンチも強そうですね。

バンタム級戦線が、さらに混沌としてきた感じですね。

皆さん、堺市ボクシングジム(ボクシングジム堺市)より、応援をいたしております。

〇井岡一翔 統一戦でIBF王者マルティネスに0―3判定で完敗

 7日、東京・両国国技館で開催された大会のメインイベント、WBA、IBF世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)王座統一戦12回戦において、WBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔選手が、IBF王者フェルナンド・マルティネス選手との試合に敗れ、2度目の防衛に失敗した。序盤から相手のパワーと手数が上回り、0―3の判定負け。112―116、111―117、108―120とフルマークを付ける採点もあった完敗だった。ミニマム級に続く2階級目の2団体統一はかなわなかった。

 世界4団体スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一王者・井上尚弥選手と22で並んでいた、日本人世界戦最多勝利数も伸ばすことはできなかった。

 WBC王者でフランコの弟である”バム”ことジェシー・ロドリゲス選手との3団体統一戦も夢と消えた。5日の調印式では「もしかしたら最後の試合になるかもしれない」と覚悟を口にしており、今後の去就が注目される。

井岡選手、堺市ボクシングジム(ボクシングジム堺市)より、去就を注目いたしております。

〇フェルナンド・マルティネスが井岡一翔に判定勝ち WBO・田中恒成、WBCロドリゲスとの新たな統一戦に

 「2人の偉大なチャンピオンが戦争のような試合をした。描いた通りの試合になった」。ともにダウンは奪えず、試合は判定へ。120―108、117―111、116―112の3―0でマルティネス選手に勝者のコールが上がると、新統一王者は右肩にIBF、左肩にWBAのベルトをかけ、目頭を押さえた。亡き父と母国で応援する母の名を両腕のタトゥーに刻み「3人で戦った」マルティネス選手。今回のファイトマネーで、夢だった「母に家をプレゼント」することに近づいたという。

 「うれしくてたまらない。井岡は本当に王者の中の王者、生きたチャンピオンだった。父、母、娘、全ての人に感謝する」とマルティネス選手。次戦については「新しいタイトルを探す」と話し、WBO王者・田中恒成選手、WBC王者ジェシー・ロドリゲス選手との新たな統一戦の「可能性がある」と明言した。井岡との再戦について聞かれると「もちろん、彼がリベンジを臨むなら考えてもいい。全ては支払い(ファイトマネー)の条件次第」と答えていた。
新たなる戦いが、もう始まっているという事ですね。
スーパーフライ級戦線、目が離せなくなってきましたね。
堺市ボクシングジム(ボクシングジム堺市)より、応援いたしております。